機動戦士ガンダムAA Pack9.ディバインバスター

あの日の空を覚えてる
ゆっくりと赤くなったコロニーが山に下りていって
そして……
魔法少女リリカルなの…じゃなくて
機動戦士ガンダムAA第9話 はじまります


『ウィザードスリー、砲撃スタンバイ。相手は話を聴いてくれないみたいよ』
「了解なの、全力でお話してもらうの」
私の名前が呼ばれて、目の前にマーカーが出現する。
出現するって言っても、全周点モニター?にだけど
私、高町なのは、何故かモビルスーツパイロットやってます!
「レイジングハート、ディバインバスター!」
『Divine Baster,Ready…』
機体に搭載されたAIが私の声に、意思に従って砲撃をサポートしてくれる。
弩級大型ビームキャノン砲ディバインバスター。
レイジングハート専用に建造された唯一無二の砲撃。
これが
私の
「全力、全開!!!」
ロックした事を確認してトリガーを引き絞る。
粒子圧縮されていたメガ粒子が解き放たれ、黒い宇宙を白く塗り替えてゆく。
その先にあるのは黒い壁。
直撃し、壁を飲み込んでゆく。
だが、トリガーをまだ離すことは無い。
「まだなの…今離しちゃうと、突入できないの」
ディバインバスターの光がなくなった所を、MSを載せたΖ達が駆け抜けてゆく。
その威力で沈黙させた敵も この力がなくなれば迎撃して
また誰かが傷つく事になる。
砲撃が一瞬減衰するが、自動的にエネルギーCAPがリロードされ、
改めて威力を取り戻した砲撃が続けられていく。
「こんな事をするのが悪魔だって言うなら…」
一度トリガーを放ち、光を収束する。
エネルギーCAPが2つ同時に排出され、そしてリロードされる。
「悪魔だって……いいよ。悪魔らしいやり方で、話を聞いてもらうから!」
再びトリガーを強く引き絞る事で、先ほどよりも強い意思を持った光が闇を貫いてゆく。
その光は黒の壁に衝突し、飲み干し、壁を消滅させていく。
そしてその先に、艦船群が待ち構えていた。
MSW-005RH レイジングハート
Ζ+Cを元に建造された超大型砲撃戦用機体。
エネルギーCAPを最大3個まで同時に消費する専用ビームキャノン“ディバインバスター”を装備。
専用のメガ粒子性流用ファンネルシステムを駆使する事でディバインバスターの威力を高めた
『スターライトブレイカー』が使用できるが、使用には艦隊指令の許可が必要となる。

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