ゾイドー蒼月の羽根
7話到達
8話への布石の話でしかないのが微妙
そんなわけでクロノス砦にある(と思われる)バスターイーグルSの
輸送をお願いします←
K「流石にゼロアーマーしかないか?」
整備員「各地で開発してるからな。ここは、封印されてたせいでゼロアーマーだけさ。」
二人の前には、コアの移植が完了した蒼い装甲に身を包んだライガーゼロBD―レオが、たたずんでいた。
ゾイド―蒼月の羽根―Stage.07
移植を見守った後、カイは食堂へと来ていた。
昔の同期、ライトラーと、出会い話すことが多かった。
L「軍をやめたと聞いた時には、驚いたよ。」
K「あぁ、だが戦うことを止めたわけじゃない。」
L「0号機を持ち出すそうだね。」
K「…シールドライガーBDが再起不能じゃな。どうせ、あの機体も俺以外には乗れないさ。」
ライガーゼロの開発に、ライトラーとカイの二人は、関与していた。
カイはテストパイロットとして、ライトラーは火器管制ROM開発担当として。
L「そうだな、君以外に乗ることはできなかった。」
ライガーゼロの開発において、多くの犠牲が払われた。
ゼロに乗るとは、彼らの想いを受け止める義務がある。
K「守るべきモノ。それを見失うつもりはない。」
L「その為に、力を持たなくてどうするのか。…まぁ、俺はクロノス砦に戻らせてもらうよ。」
もう話すことはないと、席を立つライトラーは含みある笑顔を見せ、食堂から出て行った。
K「力、か。…これも“蒼き運命”なのかね。」
格納庫のライガーゼロBD―レオのコクピットに乗り込み、今後を考えていた。
次の戦いは、既に始まっているのだ。
だからこそ、ライトラーは自身の所属する砦へと帰還する。
動ける者に休む暇はない。
それが、今の戦争という狂気なのだから。
だからこそ、自分たちは二度と、負けるわけにはいかないのだ。
守るべきモノ達のために。