ゾイド-蒼月の羽根-

ようやく書き上げた第9話
マトリクスSAGEの出番は外伝に期待してます故


K「この状況で、そのコードを起動出来るのか?」
R「これは…っ!一機、突っ込んできます!」
キメラブロックスを破壊しつつ、迫りくる漆黒の鎧を装備した機体。
レオが何かを感じたように咆哮する。
ゾイド―蒼月の羽根―Stage.09
K「まさか…、アレもライガーゼロか!」
J「所属はどこか確認を!」
A「共和国軍に、あんなCASは無かったはずだ!」
そうする間にも、漆黒の鎧を着けたライガーゼロと思しき機体は接近してくる。
R「所属判明!帝国軍です!」
K「ゼロイクスか!勝ち目が無い…ぞ?」
J「様子がおかしいな。こちら、傭兵部隊WhiteArms、ゼロイクス、応答せよ」
ゼロイクスからの返答がくる。
?「…キメラの仲間じゃないんだな?」
J「貴殿も違うようだな。ならば、状況打開の為、協力してもらうぞ」
?「いいだろうと言いたいが、残念ながら無理そうだ」
相変わらず、ゼロイクスは接近しているものの段々とその速度が落ちてきている。
K「…おやっさん!ハッチ開放、緊急受け入れ態勢を!それからイクスはCASを!」
一歩間違えれば、全滅しかねない手段。
だが、そろそろとゼロアーマーで現状を戦うのは困難であるのも明白。
ならばどうするか。
動けない機体から動ける機体に装備を移動させる。
K「レオ、後部ハッチから入るんだ。それと、ゼロアーマーをパージ」
指示に従い、標準装甲である通称ゼロアーマーを強制排除。
その後、ゼロイクスに続いて、ホバーカーゴの格納庫へ入り込む。
ゼロイクスはCASを排除され、緊急整備が始まっていた。
そして、排除したCAS-イクスユニットをレオに装備する。
K「借りるぞ」
?「ちゃんと返せよ?」
K「生きて居たらな!カイ・F・ミナセ!ライガーゼロBDX-レオイクス!出るぞ!」
戦場に舞い戻る漆黒の鎧を身にまとった蒼き運命。
その機体を見つめる二対の瞳がある事を、彼らはまだ、知らない…。

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