蒼月の羽根―降臨ホワイトゲイル

書いてて浮かんだのは某ボンバーマンビーダマン爆外伝
時間軸が不安定になっているのはいつもの事。
そんな訳で第10話
閣下の方と絡めておく


ホバーカーゴから弾丸のように飛び出すレオイクス。
新しい力を試したいかのように、キメラの中心へと駆け抜けてゆく。
そして、咆哮と同時に、アーマーの各部が展開され周囲に雷撃が駆け抜けてゆく。
?「ホワイトゲイル…出るよ」
ゾイド―蒼月の羽根―Stage.10
キメラに襲い掛かる雷撃は、的確にソレの動きを停止させていた。
K「グレックのデータよりも、使い勝手がいいな。レオ、一気に殲滅するぞ!」
レオイクスの更なる咆哮。
呼応するように放たれてゆく雷撃。
その勢いに乗るように、他の機体も撃墜を増やしてゆく。
J「各機、カイ大尉の方へキメラを追いやるんだ!」
A「データはコレだろ、ココか!」
アキマサと砲戦ゾイド達による的確な支援砲撃は、キメラの逃げ道を封鎖してゆく。
R「被害を大きくするだけのキメラは、逃がしません!」
その抜け目を、メルフィスとG-ARMSリザードが、バランスよく埋めてゆく。
殲滅を行うレオイクスの足元に、槍が突き刺さる。
同時に空から舞い降りる1つの声。
?「レオ、伏せ!」
反射的にレオイクスは、伏せの姿勢をとる。
敵陣のど真ん中とも言える箇所での行為としては、致命的であった。
だが、何故かキメラ達もレオイクスに攻撃を加えてこない。
K「レオ?今の声、まさか…フェリシアなのか?」
?「フェリシア?私は、ゼルク。ゼルク・シュナイダー、貴方たちに死をもたらす者」
ソレは、上空に浮かぶ真白きロードゲイル。
J「戯言を…。惑わされるな!必ず、生き残れ!」
R「ナイトワイズA、戻って!」
?「何なんだ…アイツは!あんな機体、帝国にだって存在しないっ!」
Z「…そう、中にも居たね」
ホワイトゲイルの左腕が、ホバーカーゴに向けられる。
K「動け、レオ!おやっさん達を守る為に!」
ホワイトゲイルが、攻撃を繰り出すのに遅れること、0.1秒。
ホバーカーゴとホワイトゲイルの間に体を潜り込ませ、ストライククローで攻撃をそらすレオイクス。
Z「…今日は、飽きたから帰るけれど、次に会ったとき、殺してあげる」
呼応するように、ホワイトゲイルの体が持ち上がってゆく。
だが、キメラの数は減っていない。
J「追撃する余裕はない、な。残存キメラの破壊を続行だ!」
2日後、彼らが、帝国軍パイロットと別れを告げ、基地に帰還して
最初に聞いたのは、共和国軍決戦用ゾイドの1機、凱龍輝強奪の報であった。

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