ゾイド-蒼月の羽根

Stage.12
…さっさと13も書きはじめないと防空戦にならねぇorz


荒野を、草原を最高速度で駆け抜けるホバーカーゴ。
その中では、各ゾイドが整備を行っていた。
CASという名の鎧を身に着けた、ライガーゼロBD。
1つにされた体を本来の形に戻した、高機動型ライオン型ブロックスゾイド、レオブレイズG。
ゾイド―蒼月の羽根―Stage.12
J「今回の作戦だが予想では、ヤマグチ少佐率いる部隊との事だ」
K「…聞き覚えがあるな」
A「とちっこ戦隊か」
ガイロス帝国軍第1独立機動群特殊戦闘実験小隊、通称とちっこ戦隊。
ホエールキング級の一機、ホエールエンペラーを駆り、あちこちの基地を襲撃している実験部隊の1つ。
そして、先日にレイが居た基地を襲った部隊でもある。
R「あの人たちの…」
J「憎しみは憎しみしか生まん。生きることを考えるんだ」
N「もうすぐ着くぞ。目的地にな」
ホバーカーゴは、クロノス砦が見える位置まで来ていた。
J「総員出撃準備!Teilsはただちに出撃、待機!」
4人が乗り込み、砲戦部隊が降ろされていく。
A「アイツ、一応連れてきてるんだよな…。ヒョウガ、オートで起動してくれ」
少ない茂みに散開するブレードライガー-ヒョウガと砲戦ゾイド達。
グリーンホーンのコンソールで確認しながら、その時を待つ。
S「ナイトワイズAのレーダーに反応…、ホエールキング級!?」
J「前回の雪辱戦だが、防衛線でもある!各機、それを忘れるなよ」
K「了解、カイ・F・ミナセ!ライガーゼロBDS-レオシュナイダー!出る!」
風をも斬るように、躍り出てゆくレオシュナイダー。
R「行こう、兄さんに生きてもらう為に、私達が生きるために…。レイ!コマンドウルフSW-メルフィス!行きます!」
続く純白の誓い、メルフィスも、カタパルトから出撃してゆく。
J「これが終われば…Jaegerを治せるのだからな。J、レオブレイズG!参る!」
体が半分になり、身軽になったか嬉しそうなレオブレイズG。
S「WhiteWings各機、発進!クロノス砦からも、飛行部隊が出撃するそうです!」
N「あいつらにも、出番があるかもしれないな。このまま基地に退避するぞ」
真白き羽根を、羽ばたかせ飛び立つナイトワイズA。
決して長いとはいえない四肢を懸命に伸ばし、飛ぼうとするモサスレッジS。
小型にしては、重量級になってしまったEVO。
彼らを下ろし、クロノス砦にホバーカーゴが突入するころ、
ホエールエンペラーは、まだ上空に居た。
ジャミングミストが散布される中、朝焼けと共に戦いの幕が開かれる…。

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