機動戦士ガンダムAA Pack8.天使光臨
気がついたら冥王様フラグが立ってた
何故だろう?
ひとまず 8話
『機種数共に不明、サイズ戦闘機以下です!』
「Ζプラス、ホワイトツー!秋山、出るぞ!」
カタパルトを飛び、機体が宇宙空間へと放り出される。
『秋山、来たわね?』
「あぁ、いつでも行けるぞ。千里」
『まずは鼻先を掠るわ』
万条目の乗るΖプラスCと共に加速させ、敵の正体を見極める。
機動力の高い機体だからこそ
そして飛行技術のある自分達だからこそ出来る芸当だと思う。
更に機体を加速させ、敵陣の近くへと向かっていく。
だが、そこに居たのはMSはおろか戦闘機ですらなかった。
「そんな馬鹿な」
『何よ、今は…現実なの?』
秋山と万条目が目にしたもの。
生身で宇宙空間に存在する人間。
ただ1つの違いは、彼らの背には翼がついていた。
『…12艦隊の最後の言葉は彼女達の事だったの?』
「とりあえず、戻って報告をしないと!」
機体を天使からマーメイドへと転進させる。
だが、彼らも黙ってこちらを戻させまいと妨害を加えてくる。
バレルロール、サイドロール、ツイスト、様々な回避起動で強行突破を図る。
だが、数が多すぎて避け切れてはいない。
「どけぇぇぇぇぇ!」
『秋山少尉、聞こえる?これから砲撃をかけるわ。避けてね』
ウィザードリーダーだったか、スペリオルからの通信か。
2人だけでこの状況を切り抜けるのは厳しい以上、援護はうれしいが
1つ重要なものが抜けている。
「どこに撃つのか座標を!」
『ごめん、その……目標ホワイトワン』
ホワイトリーダーが千里の機体で
その次は副隊長機にホワイトワンが定められている。
そして、ホワイトチームの副隊長機は俺の機体ということは
「俺を狙って撃つ奴が味方かよ!」
『すまない、止め切れなかった』
警告音がコクピットに鳴り響き、落ち着いて自分を狙った砲撃を回避。
「千里!開いた穴から脱出するぞ!』
「先に行くよ!」
天使の包囲網を抜け、機体に全力でブーストをかける。
包囲網を抜けた事を確認したブラックから通信が入ってくる。
『ブラックリーダーよりウィザード、砲撃用意!』
『ウィザード了解、全機射線より退避を』
『ブラック、レッドは砲撃後突撃を』
『レッド了解、突撃体勢へ移行する!』
『ホワイト、グリーンはブラック、レッドのサポートを』
『ホワイト了解』
『グリーン了解、私達の機動力を見せてあげる!』
味方の動きが慌しく整えられていく。
そして、俺と千里が射線を完全に抜けたとき、その砲撃が放たれた。
RGM-89SM ジェガン(ソード・マスター仕様)
大型ビームサーベル“クサナギ”のみを装備しており
装甲等を最低限度に、反応速度をほぼ最大限に向上させるなど
剣撃のみを念頭に置かれたカスタムジェガン。
搭乗者は熱田ユキ中尉。
SECRET: 0
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水瀬が冥するの?