機動戦士ガンダムAA Pack7.木星圏
なんとか7話出来た
閣下の出番は そのうちあるのかな?
今はまだ分からないけど
火星を過ぎて更に1ヶ月がたった。
この間、日々シミュレーターや模擬戦等を繰り返してきた事で
各部隊のレベルも上がってきている。
まもなく、木星圏へと到達しようとしているが
未知の敵とは一体何が待ち受けているのだろうな。
「エリュー、そこの資料を取ってくれ」
「どうぞ、大尉」
「ありがとう…、この艦の雰囲気も大分変わったな」
地球を出た頃のピリピリとした敵対感はなく、家族ともいえる守るべき場所に
マーメイドは、場を変えていた。
得るから渡された資料も、先日の模擬戦結果だが…
「やはりTMSに機動力は劣るか」
「そうですね。ですが、細かい動きは私達の方が上のようです」
TMS部隊…、万城目中尉の部隊は艦に配属された時点で戦闘機乗り。
シュナイダー中尉の部隊は地上Ζ部隊だったようだが、宇宙空間での感覚は異なる。
その結果、それぞれが細かい部分で劣化した動きを見せていた。
大分マシになってきたが、やはり厳しい部分があるとしか言う事は出来ないだろう。
格納庫において愛機JⅡも、木星圏仕様へと換装作業を受けている。
部隊の動きが完璧とはいえない状態で、1隻とはいえ1艦隊が全滅した敵に対して
勝ち目は見えていない。
だが、それでも勝ち目を見出すのが機動部隊長としての、俺の役目だろう。
「現場まで運ばせるのも1つの手ではあるが、艦の守りが薄くなるな」
エリュリアが、コーヒーを入れようとしていたその時、警報が艦内に鳴り響いた。
敵の姿がレーダーに映ったのだろうか?
だが、愛機は換装作業でまだ動く事は無い。
『総員第1種戦闘配備、敵影多数!MS隊は搭乗機にてカタパルトへ』
「大尉は私の機体に」
「何を言っている?俺はNTではないんだぞ」
エリュリアの機体はNT専用機であり、兵装も当然NT用に、
エリュリア専用に調整された機体であり、オールドタイプである俺が操縦できたものではない。
「いえ、操縦は私が。大尉には戦場で指揮してもらう必要がありますから」
「いいだろう。絶対に落とされるなよ」
「大尉が同乗する限り、傷1つ負うつもりはありませんよ」
何か引っかかる点もあるが、今はただ、彼女のMSの元へと急ごう。
地球を、この艦を、大事なものを守るために、俺が今出来る事をする為に。
AMS-119 ギラ・ドーガ
ネオ・ジオン軍の量産型MS。
地球圏離脱時にエリュリアの部隊が使用していたものをそのまま運用している。
また全ての機体において改修が入っており、純粋な状態の機体は一機として、マーメイドには現存していない。
SECRET: 0
PASS: 74be16979710d4c4e7c6647856088456
出番って…なんだろう…?